2015年10月4日日曜日

ノベマスPの矜持 ターキーP 【MSCV単品】蒼い鳥~Forget-me-not blue~

ネタバレのあるブログです。

そんなわけで一応改行。




【MSCV単品】蒼い鳥~Forget-me-not blue~
ターキーP


ある日最上静香が目を覚ますとそこはいつもより幸せな世界だった。ただし、千早が笑わないことをのぞいて。誰もが千早が笑わないことを不思議に思わない。静香だけが覚えている千早の笑顔を取り戻すため、静香は千早に蒼い鳥で歌合戦を挑むのであった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄
   ∧∧  っという夢だったのさ
  (  ・ω・)
 _| ⊃/(___
/ └-(____/


まあ夢オチなんですよ。だからといってつまらないわけではなく5分に収めるには全然ありな手法だと思います。

静香が千早に蒼い鳥で歌合戦を挑むわけですが、静香バージョンと千早バージョンの蒼い鳥が歌われ、どっちも上手いなあと思いつつ、ああ、歌声ってここまで違うもんだなあ、と再認識。そして合唱パートがあるんですけど、ここが本当に綺麗で。

ノベマスの妙味のひとつがここにあります。文章だけでいいなら、文章で発表すればいい。ノベマスには映像と音があります。静香と千早の歌は、地の文のような形でこの物語に説得力を与えています。静香の千早への思い、千早の思いが。とても綺麗な作品でした。

さて、この作品はMSC5への参加作品でした。残念ながら予選敗退でしたけど。

作品は作者がどう思おうと一度作者の手を離れたらそれはもう視聴者にゆだねられると思っています。だけど。それでも、作者の思いというものもかっこいいとは思うのですよ。




この一連のターキーPのツイートは是非見て欲しいな。

わたしは今でも最初は15秒しか再生されないMSCというゲームではノベマスというフォーマットは不利だと思っています。

だけど、大好きなノベマスというフォーマットで勝ちたかった。本当に優れた作品なら15秒でも視聴者の魂を持っていけるはずだっていう矜持は、わたしはかっこいいと思います。そして、そういう作者の思いを知れたことも嬉しかったです。

またMSCがあるかはわかりませんが、いつの日か15秒で視聴者が次を見たいというノベマス作品が出てくるかもしれません。それがターキーPかどうかは別として、もしそういう作品が出てきたら、本当にすさまじいノベマスだと予想します。

挑まない限りそんな作品は出てきません。だから、わたしはターキーPの誇りの高さを尊いものと思います。そしてまた、MSCのようなフォーマットでノベマスで挑むような人が出てきてくれたらいいなと思うのです。きっとそれはニコマス界をもっと豊かにすると思うからです。

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