2012年6月25日月曜日

螺旋

トカチP、律子誕生祭2年ぶり4回目の作品(2009年は誕生祭ニアピン賞はあり)。やっぱり律子誕生祭にはトカチPがいないとね。

【合作PV】アイドルマスター2 空色デイズ 秋月律子
トカチP、少年P、汁粉P

凝った作品なのですが、まずはこの作品単体のストーリーをスクリーンショットとともに追いかけてみます。










アイドルがひょんなことから












髪を解いてプロデューサーになり、































奮戦するもJupiterに敗退。











しかしそんなことで諦める彼女たちではなかった。かつての律子のプロデューサーの協力を得て再起動。












順調に成長する彼女たちの前に立ちはだかるのはお世話になったプロデューサーが鍛えぬいたナムコエンジェルだった。激戦の末ナムコエンジェルに勝利し、



















秘密兵器七彩ボタンでIAも受賞。この年は竜宮小町の完勝であった。このままプロデューサーとしての道を極めるという生き方もあっただろう。しかし、












育てた竜宮小町に背中を押してもらって












アイドルに復帰。

こういうストーリーだ。だけどこれ「だけ」の作品じゃない。トカチPは長い時間をかけてトカチPの世界を作ってきた。それを踏まえるとさらに見えてくるものがある。

アイドルに復帰した律子のユニットに見覚えはないだろうか。そう、秋月プロ律子ユニットだ。原点回帰?違う。なぜこの作品の曲は「空色デイズ」でなければならなかったのだろう。

律子がカバーしているから?それもあるだろう。空色デイズはTVアニメグレンラガンのオープニング曲だった。グレンラガンと言えば「螺旋」だ。

螺旋(らせん)とは、3次元曲線の一種で、回転しながら回転面に垂直成分のある方向へ上昇する曲線である。 (Wikipediaより)

そうなのだ。 単にもう一度やり直すのではない。プロデューサーという経験をいかした律子が一回りして一段高いところにいるという宣言なのだ。












だからわたしたちはトカチPの次の作品を期待していいのだと思う。また秋月プロ律子ユニットを見られると思っていいと思う。それは単なる回帰ではないし、続きでもない。さまざまな思いを乗せて、一段高みに登った彼女たちを期待しようではないか。次のステージで。












それにしても汁粉P、絵上手くなったよなあ……。うれしい限り。 

トカチPのブログにトカチPのこの作品への思いが綴ってあるのでそちらも是非どうぞ。トカチPにして苦しんだアイマス2。それでもこれだけの作品を作ってくれるトカチP、少年P、汁粉Pに最大限の感謝を。

ニコマス楽しいね!

2012年6月21日木曜日

bbcPの帰還

うおぉぉぉぉぉぉ。bbcPが帰ってきたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

【アイドルマスター】BBCドキュメント風アイマス絵画巡礼の旅 #01
bbcP

芸風は昔のまま。さらにパワーアップしてわたしたちのbbcPが帰ってきた。圧倒的な知見によるくだらないネタは健在。もちろん、謎地理はそのままだ!!

長生きするもいんだな!!!

20選どうしようか困るな!!!!(どうでもいい)

2012年6月19日火曜日

貴音と還元できないもの

すごく好きなのに、どう好きなのかを書けない作品がある。もやもやするけれど、もやもやするだけ。黙って見ていろ、が正解なのかもしれない。多分そうなんだと思う。

リンP
あなた様、雨が…


降参。わたし程度ではこの作品を言語化することはできませんでした。なのでただ感想をだらだらと。

この作品は四条貴音「を」描いた作品なのだと思う。 四条貴音「で」ではなく。

複雑なものは還元できない。部分を足しあわせても総体にはならない。でも「全部見ろ」では作品にならない。そして、わたしたちは「全部」を「全部」として見ることもできない。それは時系列であったり、取捨選択であったり。

貴音ってどうなんだろう。わたしはアイマス2で貴音が本当に好きになった。優れた肢体。高い身長と長い手足はダンスで本当に映える。そして豊かな髪。

ニコマスで見ると食いしん坊が多いかな。あと、もちろん、月。

どれも貴音だけれど。背が高くて、美人で食いしん坊なら貴音になるかと言えばそうではないことは自明だと思う。

凛々しい貴音、花のように笑う貴音、孤独な貴音、仲間といっしょにいる貴音。貴音、貴音。

リンPはその中から「泣き虫」な貴音を選んだのではないか。孤独に怯える貴音もか。それも貴音だから。

タイトルは貴音の涙の隠喩かと思った。投稿者コメントはそれへの返答。この作品に雨のシーンはない。

みなそれぞれにあるアイドルについて想起する動画があると思う。わたしにとってこの作品は貴音にとってのそれになった。

わたしがアイドルマスターを覚えている限り、四条貴音を見るたびにこの作品を思い出すだろう。

月を見る貴音を。月とともにある貴音を。 長い四肢の貴音を。妖艶に微笑む貴音を。幼子のように笑う貴音を。「何奴」と言ってしまう貴音を。ステージで堂々と踊る貴音を。

貴音を。

銀色の髪と洋紅色の瞳とともに思い出すだろう。