2015年1月14日水曜日

2014年下半期ニコマス20選

ばしPありがとうございます。2014年下半期のわたしのニコマス20選です。
基本レギュレーション
・対象は2014年下半期(7月1日~12月31日)に公開されたニコマス動画
・自身のセレクトを20作品以内でブログもしくはマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)
 レギュレーションはこちら。投票所はこちらです。

それでは始めたいと思います。並び順は投稿された順です。



アイドルマスター あずさ 「リフレクティア」
赤ペンP


true tearsのOP、リフレクティアはもともと好きな歌だった。だけどあずささんがカバーしたバージョンを聴いた時の衝撃はそれとは比較にならなかった。原曲も透明感のある歌い方だけど、あずささんのバージョンはそれにプラスして抱擁感、暖かさ、キラキラとした感じがある。一時期はずっとリピートして聴いていた。
いい曲だと思うのだが、案外この曲を使ったニコマス作品はない。もっと増えないかなと思っていたところに大本命、あずさ誕生祭にあずさPの赤ペンPのこの作品が来た。
堂々たるあずさPV。7月の陽光に照らされてまぶしいようなあずささんがここにいる。歌うのはリフレクティアだ。ああ満足と思える作品がそこにあった。

アイドルマスター Sweet Refrain 竜宮小町
トカチP


シンクロのうまい人は今でもたくさんいるけど、トカチPのようにモーションそのものに緩急をつけてダンスを美しく、楽しく見せる人は減ったなあと思う。サビで歌詞に合わせて加速するダンスなんてもう最高。基本はロングで見せているので時折はさまるアップのカットが本当に映える。
トカチP作品はストーリーPVの大作ももちろん素敵で、また見たいけれど、こういう小品もきっちり作ってきてくれて、そして見ていて飽きない。見返すと色々な発見があって面白いんだよね。

待ち受けプリンス 嘘つき 全員分
かえるりとさん


あざとい春香さんで有名だった待ち受けプリンセスだけどこうやって見てみるとやっぱり律子が一番ってはっきり分かんだね。

アイドルマスターOFA 「ポニーテール」 千早
音P


2014年下半期作品でPVとしては一番見た作品。それくらい好き。笑顔のちーちゃんたまりません。水着姿の千早が海辺でニコニコ笑いながらコミカルで振りの大きいダンスを踊る。千早っぽくない?いや、わたしはこういうちーちゃんが大好きなんですよ。
途中に挟まる千早いじめ的なコミュも楽しい。
ご本人にうかがったのですがこのダンスは特にカメラをいじったりはせず切り貼りだけで完成させたとのこと。アイマスというゲームの完成度にも、切り貼りといいながらもいい感じでつないでいる音Pにも感心することしきりでした。
タイトルになっているとおりのポニーテールのちーちゃんがかわいくてねえ。見ている間本当ににやけてしまいます。
誰かを幸せにできる作品を作れるのってすごいって思いました。
この作品で一番驚いたのは千早とは関係なく、井口裕香がこんな素敵に歌を歌えることでした。いつの間に。変形はるちは動画でもあるわけです。

[MAD]ホメ春香さんの「Nostalogic」
ムムムP


天才ムムムPの帰還。なぜベストを尽くしたのかタグを付けられてしまうムムムPのホメ春香さん作品だけど、傍から見たらホメ春香さんも春香さんも一緒なのかなっていう気もしてしまう。動き、画面構成ともさらにパワーアップしたムムムP作品を見られて嬉しい。願わくば昔の作品も公開されんことを。

ノーマル編集Only My Note
おっぺけP


おっぺけPの新作来てたのしばらく見落としてた。あわてて見たんだけど腕は落ちていないどころかさらにうまくなっているような。
「エフェクトはフェードとカメラのズーム&パンだけ。」とのこと。PVを作っていてひと味足りないと思っているPは教科書にしてもいいんじゃないかってくらい完成度が高い。ただ、おっぺけPのフェードはかなりセンスいるだろうなあ。
またおっぺけPの新作見たいです。

【iM@S架空戦記】アイドルマスター フィフティーン ラブ 第3.5話 【MMD】
Love15製作委員会さん


第3話の絵理対伊織戦を絵理側から再度描写して試合終了まで。変則的な形だったけど最初の試合を最後まで見られて満足。
次の話は基礎体力不足という絵理の弱点をどうするかあたりからかしら。半年に一度でいいので是非、是非続けて欲しい作品です。

【アイマス×ロマサガ2】-Mingosmorel Song- 序曲『白銀の皇女』その4・急
鉄平さん


ロマサガ2の二次創作なのだからいつかこの日が来ることは連載が始まった日からわかっていた。それでも二次創作だからこそその日はこないかもしれないとも思って……いなかった。わかっていたよ、こうなるって。それでも涙が止まらなかった。戦って… 戦って… 戦って… !そして白銀の皇女は遠くへと旅立った。あごひげックスさんのこのリツコとミキのイラストが暖かく楽しげな故に余計涙を誘う。
さらばリツコ。アバロンの第一皇女。あなたは最期まで誇り高く優しい人だった。

【カバー】 アイドルマスター 765PRO ALLSTARS 【覚えてていいよ】
onoP


言わずと知れた東洋人Pの名作のカバー作品。リスペクトじゃなくてカバーって言うくらい構成は同じ。同じなんだけど、ダンスにはやっぱり特徴が出るという感じでonoPの切れのあるダンスが楽しめます。貴音と響がいるのもうれしい。 カバー元の東洋人Pの作品と同じく、元気がもらえる作品。心が疲れた時、お世話になっています。onoPの覚えてていいよ、見て、東洋人の覚えてていいよ見て、元気もらってます。

【劇場版】Trust You Forever【アイドルマスター】
ハザマP


べったべたな歌詞合わせMAD。しかし名曲Trust You Foreverの歌詞はそういう構成に負けない力を持っている。歌詞合わせMADは持ってくるカットを適当にすると急につまらなくなるんだよね。どのカットを持ってくるか。ハザマPはかなり劇場版アイドルマスターを見たんだと思う。
この作品にはふたつだけ欠点があると思う。一つはGガンダムのOPに入っていたSEは是非入れて欲しかった。あれがないと何かが足りない気がしてしかたがない。もう一つはこの作品を見るとGガンのMADを見たくなって結局見てしまって翌日の仕事に差支えが出るんだよね。

【10月10日は】Remember16【響の誕生祭】
mknP


2014下半期のmknP作品で作品だけなら「アイドルマスターOFA divine intervention【雪歩誕生祭】」を選ぶべきなんだろうけど。
マクロス7が、熱気バサラが大好きだ。今でも。Fire Bomberの曲は名曲揃いだけれど、Remember16はその中でも傑作の一つ。
Remember16の歌詞はまだ夢を叶えることができない男の歌だ。劇中のバサラは21歳。21歳が歌うにしても少し若すぎるような歌詞だ。その男がしぼり出すように歌うのだ。「まだ忘れたわけじゃないんだぜ」と。
この歌詞、響に合うだろうか。OFAの響は16歳で登場し、この作品は誕生祭作品だからこの日には17歳になっているとしよう。それでも若すぎる響に合うだろうか。少し引用してみる。
ほこりだらけの銀色のギター
何度も 何度も 「夢は叶う」と
泣きながら叫んだ日々

まだ忘れたわけじゃないんだぜ
あの時の約束を
同じ強さで 同じスピードで 今も夢の途中
ステージ上の765プロは大成功した後のようだ。うん。いいんじゃないか。この歌詞で。心細い思いで沖縄から上京した16歳を覚えている。そして「今も夢の途中」だ。
できればバサラバージョンで聴きたい作品だったなー。
mknPはアップの使い方がぐんとうまくなったと思う。もともとダンス構成はみごとなものだったけれど、ずっとメリハリが付くようになったと思う。
大好きな曲をバックにアイドルが踊る。今でもわたしのニコマスでの一番の楽しみだ。

アイマス手描きっすかTV2
大庭P


再生を開始しようとして53:50という時間を見て吹いた。手描きで50分って……。前作同様ネタてんこ盛り。構成も凝っていてちゃんと理解しようとすると最低2回は見たいところ。

【Sims3】 律子と千早の野望の王国 第一話
ダイヤモンドP


第一シーズン完結済み。
悪逆非道な961プロにより全てを失った律子と千早が
復讐を胸に抱き戦いを挑むハードな架空戦記、ここにスタート!
だ、そうです。Sims3というゲームの架空戦記になるのかな。実際は無一文の律子と千早が野宿して風呂に入れなくて臭くなったり凍死しかけたりするいかにもダイヤモンドPらしいキテレツな作品。妙な行動ばかりする二人を生暖かく見守ることになります。
視聴者のコメントとの掛け合いも軽妙で、ああニコマス見てるなあって気分にさせてもらえました。
衝撃のシーンで第一シーズンは完結。第二シーズンの開始が待たれます。

美希 『セピア』 PV
あとりえP


去年の美希誕生祭で「Chance to Shine」という傑作(復活した。うれしい!)を発表したあとりえさん。まさか今年それ以上の作品に出会えるとは思っていなかった。
あとりえさんのストーリー系PVは割りとわかりやすい作品が多いのだけど、これは難解。時折はさまる無印の美希は何なのだろう。無印美希からのエールなんだろうか。
G4Uを使ったPVはもうあとりえさんの真骨頂と言っていいだろう。完全に馴染んでいる。ダンスも相変わらず上手い。MASTERPIECEのダンスの躍動感を見よ!
曲は中島愛の放課後オーバーフロウ。去年の美希誕に続きトカチPリスペクトでトカチPファンとしてはうれしい限りでした。
美希誕作品なんだけど個人的に一番好きなのは1:20あたりの真美のターン。実に美しい。真美Pとしてのあとりえさんの業を感じてしまった。

【美希誕生祭2014ノベマス】『大好きな物×大好きな人』 短編(みきいお)
スノウP


美希の誕生日。美希は誕生日プレゼントとして伊織に伊織のにぎったおにぎりをお願いする。そういう作品。いおみき大好き。15歳の二人のとてもかわいらしい作品。BGMの使い方、文章、文章の表示方法どれもとても上品。美希の誕生日にいい作品を見ることができてよかった。

【MAD】 THE H@PPY LIFE!
MilaNさん


精力的にアニマスMADを作られるMilaNさんから2014下期はこれをチョイス。こちらはイメージ系のアニメMADですね。MilaNさん、ほんとアニマス見てるんだなあって思う。イフェクトのかけ方が上手いとかいう技術的なところももちろんそうなんだけど、よくこんだけ曲に合うカットを色々ひっぱってこれるな。 元気な曲にコミカルなカットや楽しそうなダンスシーンが集まった、元気をもらえる作品です。

アイドルマスターシンデレラガールズ with EDF4
最終最後P


2014年下半期で間違いなく一番たくさん見た作品。お願い!シンデレラをEDF隊員が熱く、熱く応援する!EDF隊員のコールの作り方、EDF隊員の抜きをさらっとシンデレラガールズのアニメに混ぜる映像テクニック。技術にさらに磨きをかけて最終最後Pが帰ってきた。
こういうネタ動画こそ技術がいるってことを痛感させられる作品。
2014年も0711P合作がなくってすごく悲しかったけど、最終最後Pの新作を見られたから幸せだ!

春香と千早のローカル駅探訪・特別編<旧加賀一の宮駅編>
そらなP


2014年下半期で一番うれしかったことはそらなPの新作を見られたこと、そらなPの旧作がまた見られるようになったことかもしれない。
春香と千早のローカル駅探訪<加賀一の宮駅編> の続編なので是非まずそちらを見て欲しい。
この作品の最後で今までのそらなPの旅m@sは「失われ行くもの・失われたものめぐること」とおっしゃってます。
加賀一の宮駅は2009年に廃駅となりました。「春香と千早のローカル駅探訪<加賀一の宮駅編>」は廃駅になる前に訪れた作品、そしてこの作品は廃駅になった後に訪れた作品です。
鉄道ファンだと思うそらなPですが、失われ行くものへの愛情は感じますが、そうなったこと自体への恨みのようなことは決して表現しません。恨みと書きましたが、その言葉は間違いかもしれません。少なくとも残念だというようには思っているようには見受けられるのですが。
多くの人が選択し、そして今がある。それはそれとして受け入れて、そして失われたしまったけれど、愛したこと、そのこと自体はすごく大事だ、そんな感じでしょうか。
わたし自信は旅といいますか、移動そのもは嫌いです。ですが、そらなPの千早が愛したはくたかという電車に乗ってみたくてつい最近乗ってきました。これがその写真です。









 







この電車は北陸新幹線が開通すると同時になくなります。
ですが、いつの日か、そらなPの千早が新幹線はくたかに乗る旅m@s動画を見ることができる日がくることを願ってやみません。

【MAD】ブライガー・ルージュ・北沢
八位P


MADはMADでももう多くの人が聞いたこともないであろうMADテープの系譜の作品。2014年下半期で一番笑った作品でした。何故ブライガーなのか、何故最上静香なのか。そんなことはどうでもいい。笑えれば。無駄に上手い八位Pのダンスと適当なコラが余計笑いを誘います。ほんと、涙流して笑ったのっていつぶりだろう。ありがとう!八位P!!
ブライガーはブライガーおじさんからなのかな……。

アイドルマスター サクラ大戦 「クリスマス巴里」
ぴっかりP


ぴっかりPといえば超大作「笑って、笑って」があったけどこっち。 シンプルだけどこういうスローシンクロ大好き。ダンスの選択と曲の選択がいいんだろうなあ。ぴっかりPの大作はもちろんすごいって思うんだけど、純粋ステージPV好きとしてはこういう高品質なPVをもっと見たいわけです。
ぴっかりPのPVはカンペキすぎてあんまり書くことないな。すまん。
ぴっかりPがリップシンクロにこだわる理由でも書こうかと思ったけど、本人の許可を取ってないのでやめます。


20選は以上です。ついでに2014年下半期の振り返り。

まずは個人的な話。さすがに感想文書かなすぎだなあと。見てないから書いてないわけじゃなくって、多分いままでで一番ニコマス見てたと思う。架空戦記やノベマス、旅m@sのシリーズものを発掘しては見るっていう日々なので今でも新作は出るは積み残しはあるはで嬉しいけど時間ないです。
ほいでもせっかくニコマス用のブログ作ったので2015年は短くても何かあったら書いて行こうかなと思います。20選もこんな手抜きのしか書けなかったし。

ニコマス全体としてはPVがびっくりするくらい伸びなくなったなあと思いました。あとりえさんが今年も気を吐いていてPVもまだまだ作ってくれる人がいて嬉しいんですけど。OFAのDLCはそこそこ回るんだけど。PV好きとしては寂しい限り。 トカチPのSweet Refrainとか音Pのポニーテールとかすごくいいと思うんだけどな。

2015年はPVが復活しますように!

ニコマス楽しいね!!

2014年8月12日火曜日

アイマス9thライブ 大阪 2日目の感想

2014/8/3(日)に大阪インテックスであった「THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!」(以下 9th。他のライブの略称も同様)に行ってきた。いいライブだった。もう終わって一週間以上経つが感想を残したい。

単発ライブまでは知らないが周年ライブとしてははじめての試みがあった。密度が濃いライブだった。はじめての試みとは「同じアイドルに連続して歌わせる」というものだ。アイマスライブは基本的に最初と最後に全員曲、その間にソロやデュエットを挟むという構成になっている。ソロは一曲歌うとメンバー交代となる。
人数の多いアイマスでメンバーを均等に、なるべく大勢を見せようとするとどうしてもこうなる。ソロでもデュエットでもすぐ交代することで単位時間あたりでの出場者の数を増やすことができるのだ。
この方法の利点は明らかで、誰かがいない時間が長いということがなくなる。メンバー交代によって視点が変わることによる華やかさもある。
このやり方での最大の成功例は言うまでもなく7thだろう。アニマスの大成功の熱気のまま横アリに13人が立つ。なるべく同時に立たせたかっただろう。祭りとしての華やかさも文句なしだった。

今回の大阪は登場するメンバーは6名だった。全員揃うという意味での賑やかさは最初から想像できない。それでも出場者が少ないなら少ないなりにMCの一人あたりの多さなど密度の方で楽しめるだろう程度に思っていた。

9th大阪の構成は今までの周年ライブとは全然違うものだった。最初と最後に全体曲、これはさすがに同じだが、各アイドルが持ち歌3曲持って連続で歌うのだ。途中にMCまである。3人歌った後に、一旦このソロパートは終わって、次にこの日出ていないアイドルの持ち歌を歌うコーナー、そしてまたソロパートという流れ。
当たり前だがソロパートで3曲連続というのはそのアイドルの曲をじっくりきけるわけで濃密な時間をすごせる。6人×3曲でソロパートだけで18曲だから3曲にすることには思い切りが必要だったと思う。だが2曲と3曲では印象が全然違う。2曲だとどうしても今までと同じように出てきて引っ込んでおしまい感が残ってしまう。3曲あるとあるアイドルのパートだったな、とそう思えるのだ。
途中に出ていないアイドルの曲をソロで歌うコーナーもよかった。このコーナーがあるので6人しかいない感がぐっとなくなる。ちゃんと765PROのライブに来ているんだという気分にさせてもらえた。

個別の歌について少し。

わたしはアイマスの全員曲が好きだ。大勢のガールズが踊る様子は華やかで見ていて楽しい。THE IDOLM@STERと自分REST@RTは特に好きなので見ることができてよかった。全員曲のダンスだと釘宮さんのダンスが一番好きだ。細くて長い手脚が舞台に実に映える。背筋をピンと伸ばして踊るところもすきだ。前日、体調不良という話だったのでもしかしたら今日は出てことないかもと思っていただけに元気に踊る彼女を見ることができて幸せだった。
DIAMONDも素晴らしいパフォーマンスだった。7thのDIAMOND、歌ってくれたことだけで満足といえば満足だったが、歌の方はもう一歩だった。今回は音を外すこともなくこの晴れやかな歌を堂々と歌いあげてくれた。
釘宮さんを見ることができただけでも値段分の価値はあるライブだった。

浅倉杏美さんのKosmos, Cosmosにも驚かされた。何度も、何度も聞いたイントロなのに、彼女が歌い出すまで頭ではKosmos, Cosmosとわかりつつも、心は何が起きているかわからないような状態だった。多くの人もそうだったようで歓声、どよめきはイントロよりも歌い出しの後の方が大きかったように思う。
どんな事情があったのか、たまたまなのか、Kosmos, Cosmosが解禁されたことはただうれしかった。わたしの9thは大阪で終わりだけれど、東京公演でFirst Stageが歌われれるといいなと思った。

他にも沼倉さんのRebelionでサイリウムが赤に変わるところがかっこよかったなとか、滝田のいっぱいいっぱいで、眼鏡意味ないと思ったりとか色々あるけれど割愛。

いいライブだった。正直、9thもいつもどおりだと思っていた。2日公演でも同じセットリスト。今までと同じような構成。10thまでのつなぎ。そして10thでは後輩たちにバトンタッチ。多くの人が言っていたように。それでもアイマス好きだから楽しめるだろう程度に思っていた。

でも、9thを見て思ってしまった。10thでバトンタッチなんてとんでもない。たとえばわたしたちはまだ竜宮小町だけの舞台を見ていない。もちろん、律子も竜宮小町だ。Project Fairyでも春香さんソロでもいい。わたしにはまだまだ見ていないものが多すぎる。

いいライブだった。765PRO ALLSTARSにはまだまだ積み残しがあると思わせてくれるいいライブだった。

2014年7月6日日曜日

2014年上半期ニコマス20選

ATPをはじめとする運営のみなさまありがとうございます。2014年上半期のわたしのニコマス20選です。
基本レギュレーション
・対象は2014年下半期(1月1日~6月30日)に公開されたニコマス動画
・自身のセレクトを20作品以内でブログもしくはマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)
 レギュレーションはこちら。投票所はこちらです。

それでは始めたいと思います。並び順は投稿された順です。



【MAD】 WELCOME TO THE IDOL M@STER
MilaNさん


アニマス名シーンメドレーと言った感じのアニメMAD。アニマスからもう3年経つんですね。楽しかった日々がよみがえります。Carry On. アイマスは、そしてニコマスも続いていくよ。

アイドルマスター 765PROALLSTARS 【M@STERPIECE】 試聴版
onoP


消されちゃったけどこれ。M@STERPIECEにMUSIC♪のダンスを合わせた作品です。これが驚くほどピッタリ。公式のM@STERPIECEより好きなくらい。
プリレンダムービーとは言え、バンナムが本気で作ったオールスター動画。もっと多くの人が使ってもいいような気がするんですけどonoPのこの作品くらいしかないんですよね。わたしが見落としているだけかもしれませんけど。 M@STERPIECEやDestinyを使ったPVをもっと見てみたいです。

【手描き】ほんとうの765プロ【紙芝居?】
コキョさん



この半年で一番感動した作品。ニコマスを描いたメタフィクションでしょうか。ニコマスのあの作品やこの作品を春香たちが「演じている」という体裁の作品です。PはニコマスのPだけいるので765プロのメンバーは帰ることもままなりません。
メタフィクションなのであの作品が出ているというところでニヤリとできますし、コキョさんもニコマスが好きなんだなあとおもったりもしました。
この作品の最後、PVやノベマス、架空戦記を撮り終えた春香さんは夜明けになってふらふらになって帰ってきます。もう寝ようかと言う時に早朝投下のPが来ます。Pはいつでもいいというのですが、春香さんは力強くこう言います。「今、見ます。」そしてこう言うのです。

















765プロへ、ようこそ! ニコマスへ、ようこそ!アイマスを好きなプロデューサーさんたちのおかげで楽しくニコマスを見る日々を送れています。ありがとう。
my songさんも久しぶりにきちんと使われていて嬉しそうでした。 

" It's my story! "
ダークさん


これも削除された作品ですが、この半期の20選ならはずせません。音源なしVerが上がっています。アニメMADと言っても様々なのですが、こちらの作品はカットの切り替えが楽しい作品。軽快な音楽に合わせて軽やかな仕上がりです。音源なしVerでもそのセンスのよさはわかると思います。この手の作品はヘタをすると目が痛い作品にもなりがちですが、その陥穽にははまっていません。お見事です。

ニコマス ダンスシンクロ選手権
ぎょP、艦長P、potechiP、怒首領蜂P


「参加者全員が同じ曲でダンスPVを作り、シンクロを競い合う!」という企画合作。前から同じ曲をお題にして複数の人がダンスを振り付けたらどうなるんだろうと思っていたので嬉しい企画でした。
もちろん、4人の個性はばっちり出ているのですが、意外なことに同じダンスをつけているカットが散見されて面白かったです。シンクロも突き詰めるとどこか似てくるのでしょうか。
今度はもっと大勢の参加者で見たい企画ですね。

「アイドルマスター ワンフォーオール」 第3弾PV
ジョーバP


ひどい作品だったw ジョーバPが元気そうでなにより。以上。 

レイヴンズ・アイドルMOA 最終話
ガイギーP


レイヴンズ・アイドルMOAと言うよりはレイヴンズ・アイドルシリーズの完結を祝して投票。1年10ヶ月、77本。シリーズ間の休みと怪我での中断を除くとほぼ週刊ペースでした。ペースが早いと言っても質、量とも文句なしです。
アーマードコアを題材にした架空戦記シリーズ。暗い世界ですが、そこで懸命に生き、成長していくアイドルたちが儚く、健気で、美しく、そして立派でした。途中で消えていったアイドルたちも決してたんなる死に役ではなく、あの世界を必死に生きた人物として描かれていて嬉しかったです。
毎回あるアーマードコアの組み立ても見どころ。重量制限内で組み立てるのですが制限ギリギリ、あるいはピッタリに組み立ててくるガイギーPの腕に「ビューティフォー」「お見事」のコメントが入るのがお約束で、ニコニコ動画的な意味でも楽しい作品でした。
完結おめでとうございます。ありがとうございました。次回作を楽しみにしています。

【im@s×特撮】ゴジラ誕生 最終話
龍彦P


去年から続く1954年版ゴジラの制作を描いたシリーズが完結しました。「井川KPのNovelsm@ster 春香がドラゴンクエストの制作者になるようです」 と同じスタイルでアイドルの名前は作品内に出てきません。例えば円谷英二役は律子なのですが、作品内の表記はあくまでも「円谷英二」です。龍彦P曰く、ドラクエ春香は意識にあったそうで。
ドラクエ春香もそうでしたが、この作品でも産みの苦しみがよく表現されていました。はじめてのきぐるみによる怪獣特撮。先例がないのですべて手探りです。だからこそひとつひとつ問題を解決した時の達成感がよく伝わってきました。
完結おめでとうございます。ありがとうございました。 

サンユキじゃんがりあん畜
サカサカP


サンキューユッキ フォーエバーユッキ
フュージョンP


サンキューユッキ最終回(最終回とは言っていない)ED風MAD
塵屑さん


サンキューユッキついに完結。 2年弱で122話。サンユキじゃんがりあん畜が上がった翌日に完結という偶然。サンキューユッキは持ってるなあ。塵屑さんの応援MADは前のもよかったけど、今回のもよかったです。さみしくない作品なのに感動的でしたね。じゃんがりあん畜の方はじゃんがりあんMADらしい軽快で楽しい作品でした。
2年近く、週一以上のペースでサンユキを見ていました。それがもう日常のように。いつもの始まり、いつものコメント。いつまで続けてもよかったでしょうけど、きっちり終わらせたフュージョニキはやっぱりすごいと思いました。
完結おめでとうございます。ありがとうございました。サンキューユッキ!フォーエバーユッキ!!サンキューフュージョニキ!!!

ニコマス昭和メドレー「厄」
企画・原案:Gたま(ネコ系)P
動画制作:オヤジオナ ぴっかりP もけP
タイトルイラスト:ダムP
構成・編集:ぴっかりP



昭和の日のお楽しみ、ニコマス昭和メドレーからこちらを。シンプルなダンスPVが多いですが、こういう構成で見せるのって腕がいるんですよね。歌番組を見ている気分になりました。

アイマスエムブレム暗黒竜と光の剣FC 最終章 「 選ばれしもの達 」
コスモ星丸P


2012年4月から続く大作ついに完結。原作はファミコン版ファイアーエムブレム。初代といえばエースがオグマ隊長だった人は多いでしょう。しかしなぜかこの作品のオグマ隊長(おざりんが演じてます)はへっぽこ。死にかけの敵をハイエナしても育たない。最後は頭にカブトムシを乗せたまま事実上フェードアウトでした。こんなオグマ見たことないよw
数十人に及ぶ登場人物をきちんと描写した腕もお見事でした。個人的にはゴードン役のいおりんが最後では活躍できて嬉しかったです。人それぞれに応援してた人がいるんじゃないかな。群像劇としても、ゲーム動画としても楽しめるシリーズでした。
完結おめでとうございます。ありがとうございました。 またコスモ星丸Pのヘンな動画見たいです。

『オレンジ』 水瀬伊織
けるまP


けるまPの伊織誕生祭作品という約束された名作。プラネタリウムの投影機の前で伊織が歌うだけといえばだけの作品。しかしこの美しさ。
伊織といえばきつめの表情を思い浮かべる人が多いかもしれません。だけど眉毛が下がった表情だと年相応以上に幼く見えるんですよね。そしてそれがまたかわいい。














今となっては信じられない人も多いかもしれませんが、伊織は昔不人気キャラだったのですよ。2になって美人になったと言われました。わたしもそう思いました。だけど、けるまPの魔法にかかると無印も2も同じように見えるんですよね。















ひとつ歳を重ねただけ。それでも伊織は伊織。この変わってなさを見せつけられてけるまPは本当に伊織を見ていたんだなあと思わされました。
個人的ベストショットはこれ。















麦わら帽いおりんかわいい。
この作品を見終わった後、ぽろっと涙がこぼれました。悲しい作品でもないのに。この感情が何なのか今でもわかりません。だからまたきっとこの作品を見ることでしょう。
口パクその他の技術的な解説はけるまPがブロマガで書いてくれているのでぜひ読もう。

伊織のテーマ
リンP


Two for the road
**P


リンPとeiteiさんの竜宮小町動画。 お二人ともコミュを非常に上手に使う方ですが味付けは当然のごとく違いますね。ダンスのうまさやコミュの使い方のうまさ自体はどちらもすごいのに、最終的な作品がこうまで違うってのも面白いです。
リンP、eiteiさんとも律子ファンとしては律子誕生祭の動画を選びたかったのですが2014年の上半期ということであればこれかなと。
登場自体はそのPVの完成度に多くのアイマスファンを喜ばせた竜宮小町ですが、アイマス2としては残念な出発だったと思います。だけど多くのニコマスPが竜宮の4人を育ててくれました。リンPの投稿者コメントにこうあります。「竜宮小町が好きだったよ」。わたしは、多分、今でも好きです。ニコマスPが育ててくれた竜宮小町を。
OFAが発売されて、今後竜宮の動画はそれほどできないでしょう。だけどわたしはパレスオブドラゴンやプリンセスメロディ♪といった衣装とともに彼女たちを忘れることはないでしょう。
竜宮小町がいてくれてありがとう。

【iM@S架空戦記】アイドルマスター フィフティーン ラブ 第3話 【MMD】
Love15製作委員会さん


連載中の作品はあまり選ばないようにしているのですが、このニコマステニス動画だけは選ばざるをえない。圧倒的な描写力。練習とはいえついに絵理と伊織の試合が見られます。BGMがなんだか壮大でそれもまたいい。次回作はまた半年後でしょうか。このクオリティなら待てる!

サタンゴースVS律子
さつけんP


2011年9月から続く「律子VS巨獣帝国」ついに完結。最初のガイガンVS律子でも7分。人形コマ撮りでそれってすごすぎと思っていたら最終回は28分ですよ。どんだけの作業量だと。28分あってもまったく飽きない構成が素晴らしいですね。
どこまで最初から想定していたのかわかりませんが、最初は逃げ惑うだけだった街の人たちが律子の頑張りにあわせて一緒に戦うようになっていったストーリーも魅力的でした。特にレオとアストラの兄弟ですね。最終回でついに巨大化して感動しましたよ。またかっこいいんだよな。アングルとか。





















セリフはないけれど何を言っているのかわかる演出の妙味もこのシリーズの楽しみの一つでした。完結おめでとうございます。ありがとうございました。さつけん監督の次回作を期待しています。
あ、そうそう、律子誕生祭作品でもありました。

アイドルマスター レジェンドデイズ 合言葉はスタートアップ!
トカチP


トカチP久々の作品。芸風変わったかな?と思いましたけど、そうでもなかったです。自然さを優先した演出でしょうか。これ、公式じゃね?っていうくらいシンクロしてるのがすごいですね。
おそらくOFAの習作的な作品だと思います。トカチPのがっつりしたダンスPVの新作をまた見たいですね。

【にせ卓ゲm@ster】いつかまたサイコロを手に
万年P


2010年4月から続くGM伊織シリーズも完結。TRPGを題材にした作品も多いけれど、セッションよりもマスターとしてのありように重点があたっていた作品でした。
楽しいことしようとしてゲームするのになぜもめてしまうのか。白か黒かじゃなくて灰色なのはみんなわかっている。だけど、灰色のどこが「ホント」なのか。
伊織が出した答えは彼女の答え。誰にでも通用する「ホント」の答えではきっとない。だけど大事な答えなんだよね。
完結おめでとうございます。ありがとうございました。いってらっしゃい、万年P。いつか帰って来る日を信じて。

ついでに個人的2014年上半期振り返り。

長く続いたシリーズが終わったなぁってのがひとつ。あともうひとつはPVが元気ないなあって。OFAが出て復活するかと思ったけどそうでもなく。2とモデル一緒だからやりきった感があるのはわかるけどさみしい。 onoPの感想でも書いたけど公式オールスターズを使った動画もっと増えないかな。

一回書いた感想文が全部飛んだのでここまで。

ほんでもニコマス楽しいね。

2014年1月8日水曜日

2013年下半期ニコマス20選

あけましておめでとうございます。そしてATPをはじめとする運営のみなさまありがとうございます。2013年下半期のわたしのニコマス20選です。
基本レギュレーション
・対象は2013年下半期(7月1日~12月31日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログもしくはマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)
 レギュレーションはこちら。投票所はこちらです。

それでは始めたいと思います。並び順は投稿された順です。 


サンキューユッキ【OP風支援MAD】
塵屑さん


ご存知サンキューユッキの支援MAD。歌はバクマンの第2期OP、「Dream of Life」。サンユキそのものはネタ、ギャグ動画なんだけれど、それをわかった上でも、チャレンジできることが許されたトップグループですら、生き残ることができないアイドル、野球選手を爽やかに演出していて大好きです。歌詞がまたいいんだよな。コメントはいつものサンユキのコメントで見ていて「ああ、ニコマス見てるんだなあ」って気分になれるのもGOOD。

サンユキの支援MADでは「サンキューユッキでビバップOPパロ」も楽しい作品でした。TANK!MADは定番といえば定番ですが、それだけに安定して見ることができますね。

only way
shakeP


以前書くことは書いたのでもう書くことはあんまりないのだけど、アイマス2のままアイドルとして律子が「これが私」と歌い踊る本当に美しい小品。

【合作】Nicom@s Fever Time! ~ヒットメドレー'07~
0707P


'07年07月デビューのPたちがニコマスの立ち上がりとも言える'07年の作品をリメイクしたメドレー集。ほとんどのリメイクに言えることなんだけれど、今の技術で作りなおしても当時の衝撃はもう感じることはできないんだよね。もうリメイクの宿命というか。でも、楽しかったあの頃を十分に想起させてくれるし、やっぱり今の技術で作った方が綺麗なもの作れるしね。ベテランが肩の力抜いて楽しんで作っている感じが伝わってきて見ていて頬が緩むメドレーでした。リスペクト先のマイリスが載っているのも評価高いです。

アイドルマスター2 暁月夜 律子・あずさ・貴音
トカチP


トカチPのキレッキレなダンス健在なり。しょっぱなの律子の縦パンで度肝を抜かれます。縦パンは本当にアイドルらしいカメラなんだけど、アイマスでそれっぽく作るの難しいんだよね。ほとんど見かけない。脚を切らないダンスのカットもいかにもトカチPらしく、あのステップがダンスを支えているんだなあと自然に視聴者に伝えていることに成功しています。その上で顔の大クローズアップがあるからそれが映えるんですよね。サビの「踊れ踊れ」「廻れ廻れ」のところも歌詞にピッタリのダンス。見慣れたはずのLMGで流れるようにクロージングとまったく隙のないダンス作品でした。

【第11回MMD杯本選】秋月律子「千本桜」【遅刻】
待つさん


羽衣のような衣装が実に美しい。でも律子の方が綺麗だよ。

『765PRO ALLSTERS スペシャルメドレー』 LIVE in HaRuKarnival'13 アイドルマスター
けまり部P、syu-kaP


すごい技術なのはそうなんだけど。だけどわたしたちはもっとけまり部Pがその技術で作りたかったもの、作ったものを楽しんだ方がいいんじゃないかなと思ったり。もちろんそういう人の方が多いだろうけれど。コメントだけ見ていると。すごく楽しかったけれどうまく言葉にならなくてそうコメントしているのかもしれないけれど。

けまり部Pはこういうアイドルたちを見たかったんだと思うんだ。

















13人がM字型の隊形で楽しそうに踊るシーンを。でも、それは残念ながらなかった。だから作ったんだと思う。抜きで作る人って、多分、アイマスのダンスにすごい信頼があるというか好きなんだろうなあと思う。それゆえMMDには行けないんじゃないかなとか。
















千早Pらしく、一応ハルカニなので春香さんセンターなんだけどいいところで千早がいい表情をしていて面白かったです。

iM@S野球inパワプロ2011 「横浜は白星が少ない」日本シリーズ最終戦 後編
はるぽんさん


本物の野球は見なくなったけれど、投下される度に風呂あがりにビールを飲みながら見ていた大好きなシリーズでした。データ紛失で途中カットというちょっと残念な最終回ではありましたが、手に汗を握りミッキたちを応援できた日々はとても幸せでした。なんJのコメントは嫌いな人もいたでしょうけれど、わたしにはコメントも含めて大切な時間でした。投げ出さないで完結してくれたはるぽんさんに感謝を。

アイマス公式曲MAD  プロジェクト・フェアリー 【KisS】
しっとり乾電池さん


KisS大好きなので。エロいし。間奏に挟まるジュピターもいい味だしていました。

ただ、ちょっとカメラのイフェクトが見づらかったかな。モーションブラーやゴースト等、使いたくなるのはわかるんですけど。現代のムービーカメラは手持ち以外そういう破綻が起きないように深い被写界深度でピントも外れないしフレアやゴーストなんて出ないように作ってるのですよ。そう進化してきたわけです。手持ち以外と書きましたが、映画でアクションシーンでわざと揺らすような演出はあるんですけど、アイドルのカメラでは見たことないです。

この作品、そういうイフェクトがなくてもしっかり成り立つ丁寧なダンスで作られているんですよね。正直もったいない。間奏のジュピターとのクロスフェードは演出としてわかるのですけど。他のイフェクトを全部抜いた作品を見てみたいです。飽きられないためイフェクト入れたくなるのは分かるんですけど。

ぐだぐだ書きましたけど、やっぱりこの作品はわたしとしては20選からは外せなかったです。プロジェクトフェアリーならではの艶っぽい歌にこのダンス。たまらないですよ。中学生に歌わせていいのかはいつ聴いても悩みますがw

【MAD】 THE IDOLM@STER 
MilaNさん


上質なアニメMADらしいアニマスMAD。アニマスが入っているMADとアニメMADとしてのアニマスMADはまた違うんだよね。TV放映が終わって1年経ってもきっとこの作品でアイドルマスターにふれてくれた人がいると思うとありがたいなあと思うですよ。

【アイマス紙芝居】アイドルたちの念能力バトル【大会編最終幕】
テラフガシP


一見めんどくさいところを投げたような最終回だけど、あらためてこれでいいんだとわからせてくれる構成に驚く。テラフガシさんは絵もうまいけど話の構成がほんとうまいんだよなあ。

終わったのは大会編だけだと思ってます。きっといつか続きがあると信じて。

はいさい!プロデューサー!
むろP


ニコマスに限らず同人界隈だといつも思う。「続きが見たい!」という思いと「無理しないで、他にやりたいことあったり、別に何もしたくないならそうして欲しい」という思いと。

むろPの場合、本人は帰ってくるかもって言っているのでむろP本人にかんしては安心しているんだけど。

ずっと待っている作品いっぱいあるんだ。でも、無理して作って欲しいとは思わない。どっちの思いが強いかって言われると困るんだけど。

むろP名義での最後の作品にこういう作品を持ってくるあたりむろPらしいなあと残念ながらも少し頬がゆるんでしまいました。

待ってます。

アイドルマスター2 1/2
mknP


'07年の頃、ソロのダンスPVは当たり前だった。そのせいもあって今でもソロのダンスPVは大好き。今じゃある程度再生数を稼ぐダンスPVではあんまり見なくなったけれど。トリオやクインテットで華やかなダンスを見せてくれるmknPがソロでダンスを作ってくれたのは嬉しかったなあ。ソロが減った理由は画面サイズがビスタになってから、横が余るってことは大きいんだとは思うんだけど。だからこそダンスのうまい人のソロは映えるんだよね。川本真琴の声がびっくりするくらい響に合っていたことも含めていい響ソロ動画でした。

【iM@S架空戦記】アイドルマスター フィフティーン ラブ 第2話 【MMD】
Love15製作委員会さん


びっくりするくらい手間がかかるのは見ていればわかるので、そういう意味では意外に早い第2話でした。テニスのモーションがさらに進化していてラリーを見ているだけでお腹がふくれてきます。律子ファンとしては現役時代の律子のバックがかっこよかったなあ。ドラマにも手を抜く気はまったく見えない作風なので半年に1回見られたら僥倖くらいに待ってます。ほんと見応えあるよ。

アイドルマスター サクラ大戦 「シャノワール」
ぴっかりP


アイマス歌劇団の極北のひとつ。歌付きのDLCがこれでしたー、と言っても誰も驚かないレベルの作品。スロー+クローズアップで構成されているので視聴者に違和感を持たせないように徹底して考えられたリップシンクロとか自作背景とのマッチムーブとかは、わたしみたいな一部のオタ以外は無視してただただ単純にこの作品に耽溺して欲しいです。アイドルたちの表情がやわらかいんだよなあ。

美希 『Chance To Shine』 PV
あとりえP


あとりえさんにかんしてはもう「マメシバ」が出た時にこれで決まりって思ってました。本当に素敵な作品で。感想はこちらに書きました。今見ても完成度だけならマメシバだと思います。

だけど、美希+whoP+Chance To Shine+星の王子様+トカチPですよ。ああ、これはやられたな、と。

構成もお見事。6:10秒にもおよぶPVでほぼ2/3の4:20にクライマックスを持ってくるというもの。


美希、本気だよ

















普通はもっと後ろにさわりをもってくると思うのだけどこの作品にかんしてはこれがベストだと思う。残りの2分があるから妙に生臭くならず美希の思いは強烈に残ったまま爽やかな作品に仕上がったんじゃないかな。

美希のこの想い、もちろん、子供の戯言と言えばそうなんだけど、だけど15歳だった自分がどれだけ戯言に真剣だったかを思い出すと、何とも言えない気持ちになります。

アイドルマスター 「Now, I want only HONEY☆」
ospさん


阿部真央の「ロンリー」のトレースMMD作品。MMDのトレースってこれ見てたので、この作品見ても気が遠くなりそう。15歳の少女らしく生真面目におじぎをする美希と、旗を振る真と雪歩が特に気に入りました。響ドラムとかもよかったけどね。

どうでもいいけど絶対新人じゃないよね。

【アイマス×ロマサガ2】-Mingosmorel Song- 予告編
鉄平さん


第7次ウソm@sで見た時、あまりの作りの丁寧さに絶対続くことはないと思っていました。というか、仕事でもないのに続けるだけの労力を割けるとは思っていませんでした。それくらい衝撃のある作品でした。だから本作を見かけた時リアルに声が出ましたよ。そしてロマサガ2のオープニングタイトルが流れてきた時には思わず涙がこぼれてしまいました。大好きなロマサガ2。その作品をこんなに丁寧にニコマス架空戦記にしてくれるなんて。

丁寧なドット絵改変。美しいイラスト。軽妙なギャグまで入っていてこれ以上ないロマサガ2のニコマス架空戦記です。

不謹慎ながら「失踪しそうなクオリティ」というコメントに吹き出してしまいました。でも、気持ちはわかるんだよなあ。これ完走するってどれくらい労力かかるんだろう……。

如月千早は歌いたい
誰ださん


絵がうまいって偉大だなあ。オチはすぐわかるんだけど最後まで目が離せない。そしてもう一度見てしまう。そのたびにクスってしてしまう。ばかばかしいお話なんだけどそれがいいんだよねえ。セリフにたよらない、映像と音楽があるメディアならではの作品だと思いました。

【アイドルマスター】ハルカ夢ミル未来
まふP、でんまるP


クリスマスにまさかのおとといキマスター。

まずは映像だけの感想を。ミクさんが寒色系、春香さんが暖色系のライティングでその対比が綺麗でした。ダンス選択もソリッドなミクさんとちょっとおどけたところのある春香さん。

そして……。うん、あとはおとといキマスターを見てくださいだな。

7秒のために。たった7秒のための美しいダンスPVでした。

2014年 im@s年賀状 募集CM (非公式)
ジョーバP


ジョーバPのはブロック崩しにしようかと思ってたけどこっちのがジョーバPらしくていいかなと。律子ファンとしてはジョーバPが元気なようでうれしいです。(投げやり)

ついでに2013年下半期全体の感想を。

冬の定番0711P合作がなくてかなり気落ちしました。なんていうか、個人的にも一段落ついちゃったた感があります。下半期は大きなお祭りがハルカニくらい、大きな合作も0707P合作くらいだったのでPV系のすごいのがドッカンドッカンくる状況でもなかったように思います。そんな中で質、量ともあとりえさんが突出していたイメージです。G4Uを使ったストーリーPVでは追随を許さないですね。

じゃ、ニコマス見てなかったのかというと、ノベマス、架空戦記は追っかけるのも大変なくらい見てます。こちらのジャンルは再生数を落としながらもまだまだ元気ですね。別に何の決まりもないんですけど、ノベマス、架空戦記って20選には選びづらいなあ。最終回とかなら別だけど。そんな中でも鉄平さんのロマサガ2は本当にうれしい出来事でした。フィフティーンラブも楽しみ。

今は'08年終わりと同じような空気を感じます。やり尽くした感はありつつも、やっぱりいい作品は出てくるといいますか。熱狂的にドカドカ出てくる感じじゃないですけど。

それなりに長くニコマスを見ていますけど、まだ飽きないですね。気持ちはもう2014年上期の20選ですよ。律誕もありますし。

ニコマス楽しいね。


2013年10月19日土曜日

とにかく誰かに紹介したくて堪らないアイマス動画

Gouzouさんの方で企画があがっているのでまたそれに乗っかります。

とはいうものの本当に紹介だけ。今までずっと書きたかったけどうまく書けなかった作品をだらだら並べるだけになります。Gouzouさんがうまく紹介してくれるでしょう。たぶん。うん。

まずはなんといってもこの作品。

MAD アイドルマスター Extra 星井美希 Cherish
おっぺけP


わたしのこの感想文日記、そもそもおっぺけさんのCherishの感想を書きたくてはじめたのでした。未だに書けていないのですが。それくらい大好きでそれくらい奥が深い作品です。

おっぺけさんの作品には特徴があって、
  • クローズアップ
  • スローシンクロ
  • ストップモーション
  • ホワイトフェード
  • クロスフェード
  • リップシンクロ

などがあげられると思います。Cherishにおいてそれぞれがどう効果的に使われているか、はようやく書けるかなあ、と思うくらいにはなったのですが、なぜここで使うのか、なぜこのカットにいるアイドルは彼女なのか、が未だに書けません。よってまだ感想文が書けないんですよね。



















このすばらしいクローズアップのカットだけでも見て欲しいです。アイドルをいかにかわいらしく撮るか、そこを徹底的に考えて作られている作品です。この作品は美希をセンターにサイドに雪歩、やよいという構成なのですが、雪歩、やよいもまた素晴らしくかわいく撮られているんですよ。

4:3という画面アスペクト比はクローズアップを多用するのであれば今でも十分使える、いや、むしろ使ったほうがいいということがこの作品を見るとよくわかると思います。画面が縦方向に長いということはそれだけ画面に映る顔の比率が大きくなるということですから。 

律子ファンとしては同じ手法で撮られた律子ファンの心の故郷のひとつ、「MAD アイドルマスター 秋月律子 クラシック」を押したかったのですが、完成度ではやはりこちらの作品となるかと思います。

ちゅぎ。

MADアイドルマスター 千早&Friends 今夜は青春
おっぺけP


同じくおっぺけPからこの作品。アスペクト比を16:9にした時にアイドルをどう撮るかということにチャレンジした作品になるかと思います。クローズアップの威力はやはり減っているというのがわたしの印象ですが、おっぺけPはなんと7分にわたるステージだけのダンスムービーに仕上げることでこのアスペクト比の良さを引き出すことにしたようです。

この作品は千早センターのサイドに真、美希というユニットです。横に長いアスペクト比を最大に利用してステージで歌い、踊りまくる彼女たちを魅力的に撮影します。

使用するテクニックはCherish等と同じなのですが、スローシンクロを使えるという武器が冴え渡ります。7分間、ゆっくりとですがひたすらテンションが上がっていく快感!ここがクライマックスだろ!と思わせておいてもう一段ギアが上がっていきます。きちんとクールダウンもできているところがおっぺけPのすごいところなんですよねえ。

見終わったらもう7分経っていた!?というすばらしい経験をすることができる作品です。

ちゅぎ。

アイドルマスター 洋楽コラボ PV 「Thank you for the music」 ノーランズ
ゆきおんP


以前も感想文書いたことあるのですが誰かに紹介したいってことなら外せません。ちーちゃんの動画の中では未だに個人的に一番好きな作品です。

あくまでも個人的な思いでしかないのですが、ちーちゃんの重たい話はわたし的にはうーん、というか。正直あんまり見たくないんですよね。好みの話で申し訳ないのですけど。

ちーちゃんは笑っているちーちゃんが一番好きです。

この作品はおそらく世界デビューが決まった後の千早の作品と思われます。笑顔でひたすら笑顔で「音楽に感謝します」という千早を見ていると暖かい涙が止まりません。

もちろん、千早の重い話があったからこその感動なんだろうなあ、とは思うのですが、わたしはこうやって笑顔で歌う千早をもっと見たいですね。

この作品は2008年1月の作品です。長い間、なぜABBAの音源を使わなかったのだろうと思っていましたが、最近ようやくわかったような気がしました。アイドルが歌うThank you for the musicじゃないとだめなんですよね。こんな当たり前のことに気づくのに随分時間がかかりました。

ゆきおんPのすばらしい訳とともに作品を楽しんでくれる人がひとりでも増えるといいなあ。

ちゅぎ。

ここからはGouzouさんの意図とは離れるかもだけど、ノベマスを。作品じゃなくってマイリスで行きます。

斑鳩 Ch@pter00
ミノリP



ノベマスで一番好きな作品。誰かを好きになる、誰かを大事に思うということを描写することは本当に難しいと思います。そのことを28話かけて丁寧に、ひたすら丁寧に描いた作品です。

ドラマそのものは名作シューティングゲームの斑鳩をなぞっているのですが、登場人物たちの心の動きが実に見事に描写された作品です。

できることなら休日に一気に見て欲しい作品です。


ちゅぎ。

Piyo Cycling Manager
だがのP


今度は架空戦記もので。自転車ロードレースファンでニコマス好きなら見ていない人はいない(断言)このシリーズですが、自転車ロードレース好き以外の人にも見て欲しいです。架空戦記では一番好きなシリーズです。

どこがいいか。まず音楽の使い方がいい!アイマス曲、クラシック、ロック、その他を縦横無尽に使用してレースを盛り上げてくれます。使用曲はマイリスの載っけてくれている親切仕様。

そしてなんといってもアイドルたちの描写がいいんですよね。自転車レースはチームで戦うことになるのですが、その際、チームの中でエース(作品内ではリーダー)を選びます。チームのその他のメンバーはアシスタントと呼ばれてただエースが勝つためにがんばります。実際の自転車レースではそんなに理想的にはなりません。エースになれば給料あがりますからね。でも、このPiyo Cycling Managerの765チームはその理想通りに各アイドルが、それぞれ個性的にチームに貢献するのです。

多分、今現在、Piyo Cycling Managerファンでファン投票したらアシストとして輝く雪歩、亜美真美あたりが上位にくるんじゃないかなあ。

自転車レースなんて難しくてわからないよ、って人も安心です。そもそもだがのPの作りが丁寧で何をしようとしているかはわかるようになっています。もう少し詳しく!と思ったら定期的にコメントをしてくれている人たちの文章を読めば、なるほどなあ、と思えるまさにニコマス的な作品となっています。

それでもやっぱりとっつきにくいよ、って人はまずここから見てください。



その後で前から見なおしてもよし、気になって次を見てもよしです。

問題はこの作品にハマると自転車を買ってしまうことなんだよなあ。

ちゅぎ。

【iM@S演義】
うさちゃんP


【iM@S演義】ゆきぽ伝
うさちゃんP


分けて書きましたが、見る時はうさちゃんPタグで投稿日時順に見ることをおすすめします。

アイマス架空戦記全体を通してそのフレームを作った記念碑的な作品のひとつです。タイトルからわかるように舞台は三国志。でも、そこはキモじゃないんですよ。長い作品ですが、いや、だからこそ、出会いと別れが実に丁寧に描かれています。なぜ別離がこんなにつらいのか。それは出会い、そしてともに過ごした日々があったから。そこをうまく描写するにはやっぱり時間は必要なんだと思うのです。

そしてまた、この作品はきちんと765プロの作品になっていることもすごいと思いました。架空戦記もので「これ、別にアイマスじゃなくてもいいんじゃね?」はよくでる疑問なのですが、この作品は765プロのアイドルの成長と架空戦記を本当にうまくからめて作ってあるのです。

これだけの大作を1年で作り上げたうさちゃんPには本当に頭がさがります。できれば連休に一気に見て欲しい作品です。

本当はあと1作おすすめしたい動画あったのですが、この感想文を書こうとした直前に削除されたので別項にします。

いつか、ここに上げた作品についてきちんとした感想文を書きたいなあ。

2013年7月29日月曜日

これが私

only way
shakeP


shakeP久々の律子作品。それだけで満足なんだけど。映像は相変わらず驚くほど美しい。

歌はデミ・ロヴァートの「This is Me」 歌詞は各々見ていただくとして律子作品としてはあまり見られない踏み込んだ作品になっている。

映像を見ただけでもわかるのだけれど、プロデューサーとしての律子のシーンにはインターレース的な影が乗っている。それに対してアイドルとしてステージに立つ時の律子はshakePらしい、クリアな映像だ。

別にプロデューサーとしての律子を否定しているわけではないだろう。プロデューサーとしての律子も笑顔だからだ。

それでも終盤の律子はやはり別格だ。輝くステージの上で楽しそうに、嬉しそうに歌っている。This is me. と。これが私、と。

2013年7月28日日曜日

【HaRuKarnival'13】 春香さん達とみんなでつくるステージの感想

【HaRuKarnival'13】 春香さん達とみんなでつくるステージ
versusP


祭りの後の寂寥感。ライブの後や、友人たちとおもいっきり遊んだ後に感じるあれ。

時々ライブの最中に感じることがある。厳密に言うと「それがやってくること」を感じて楽しくてしかたないのに、寂しくてしかたなくなることがある。不思議な気持ち。楽しくて楽しくて思いっきり笑顔なのに差し込まれるような寂しさを覚える不思議な感じ。

そんな奇妙な感覚を呼び起こされる作品でした。春香さんセンターで響と美希がバック。歌うは「Tip Taps Tip」 基本的に三人ともすごい笑顔なんだけど途中にちょっとだけ挟まる春香さんの憂い顔がそれを呼び起こしたのかな。

とても素敵な、でも、だからこそ寂しさを覚える作品でした。

永遠ではないからこそ大事な一瞬。だけど寂しいものは寂しい。