2014年8月12日火曜日

アイマス9thライブ 大阪 2日目の感想

2014/8/3(日)に大阪インテックスであった「THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!」(以下 9th。他のライブの略称も同様)に行ってきた。いいライブだった。もう終わって一週間以上経つが感想を残したい。

単発ライブまでは知らないが周年ライブとしてははじめての試みがあった。密度が濃いライブだった。はじめての試みとは「同じアイドルに連続して歌わせる」というものだ。アイマスライブは基本的に最初と最後に全員曲、その間にソロやデュエットを挟むという構成になっている。ソロは一曲歌うとメンバー交代となる。
人数の多いアイマスでメンバーを均等に、なるべく大勢を見せようとするとどうしてもこうなる。ソロでもデュエットでもすぐ交代することで単位時間あたりでの出場者の数を増やすことができるのだ。
この方法の利点は明らかで、誰かがいない時間が長いということがなくなる。メンバー交代によって視点が変わることによる華やかさもある。
このやり方での最大の成功例は言うまでもなく7thだろう。アニマスの大成功の熱気のまま横アリに13人が立つ。なるべく同時に立たせたかっただろう。祭りとしての華やかさも文句なしだった。

今回の大阪は登場するメンバーは6名だった。全員揃うという意味での賑やかさは最初から想像できない。それでも出場者が少ないなら少ないなりにMCの一人あたりの多さなど密度の方で楽しめるだろう程度に思っていた。

9th大阪の構成は今までの周年ライブとは全然違うものだった。最初と最後に全体曲、これはさすがに同じだが、各アイドルが持ち歌3曲持って連続で歌うのだ。途中にMCまである。3人歌った後に、一旦このソロパートは終わって、次にこの日出ていないアイドルの持ち歌を歌うコーナー、そしてまたソロパートという流れ。
当たり前だがソロパートで3曲連続というのはそのアイドルの曲をじっくりきけるわけで濃密な時間をすごせる。6人×3曲でソロパートだけで18曲だから3曲にすることには思い切りが必要だったと思う。だが2曲と3曲では印象が全然違う。2曲だとどうしても今までと同じように出てきて引っ込んでおしまい感が残ってしまう。3曲あるとあるアイドルのパートだったな、とそう思えるのだ。
途中に出ていないアイドルの曲をソロで歌うコーナーもよかった。このコーナーがあるので6人しかいない感がぐっとなくなる。ちゃんと765PROのライブに来ているんだという気分にさせてもらえた。

個別の歌について少し。

わたしはアイマスの全員曲が好きだ。大勢のガールズが踊る様子は華やかで見ていて楽しい。THE IDOLM@STERと自分REST@RTは特に好きなので見ることができてよかった。全員曲のダンスだと釘宮さんのダンスが一番好きだ。細くて長い手脚が舞台に実に映える。背筋をピンと伸ばして踊るところもすきだ。前日、体調不良という話だったのでもしかしたら今日は出てことないかもと思っていただけに元気に踊る彼女を見ることができて幸せだった。
DIAMONDも素晴らしいパフォーマンスだった。7thのDIAMOND、歌ってくれたことだけで満足といえば満足だったが、歌の方はもう一歩だった。今回は音を外すこともなくこの晴れやかな歌を堂々と歌いあげてくれた。
釘宮さんを見ることができただけでも値段分の価値はあるライブだった。

浅倉杏美さんのKosmos, Cosmosにも驚かされた。何度も、何度も聞いたイントロなのに、彼女が歌い出すまで頭ではKosmos, Cosmosとわかりつつも、心は何が起きているかわからないような状態だった。多くの人もそうだったようで歓声、どよめきはイントロよりも歌い出しの後の方が大きかったように思う。
どんな事情があったのか、たまたまなのか、Kosmos, Cosmosが解禁されたことはただうれしかった。わたしの9thは大阪で終わりだけれど、東京公演でFirst Stageが歌われれるといいなと思った。

他にも沼倉さんのRebelionでサイリウムが赤に変わるところがかっこよかったなとか、滝田のいっぱいいっぱいで、眼鏡意味ないと思ったりとか色々あるけれど割愛。

いいライブだった。正直、9thもいつもどおりだと思っていた。2日公演でも同じセットリスト。今までと同じような構成。10thまでのつなぎ。そして10thでは後輩たちにバトンタッチ。多くの人が言っていたように。それでもアイマス好きだから楽しめるだろう程度に思っていた。

でも、9thを見て思ってしまった。10thでバトンタッチなんてとんでもない。たとえばわたしたちはまだ竜宮小町だけの舞台を見ていない。もちろん、律子も竜宮小町だ。Project Fairyでも春香さんソロでもいい。わたしにはまだまだ見ていないものが多すぎる。

いいライブだった。765PRO ALLSTARSにはまだまだ積み残しがあると思わせてくれるいいライブだった。

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