2016年5月14日土曜日

旅の終わり メープルP 【旅m@s】楓さんと行く津軽 機関車牽引列車の旅 第十二話(終)

一つの旅が終わった。2013年6月22日に始まったその旅は、3年近い歳を経て、2016年4月24日に終着した。楽しい旅だった。楽しかったが故に、終わりが寂しい。

メープルPの楓さんと行く津軽 機関車牽引列車の旅の感想をネタバレ全開で書こうと思う。

物語はモデルから765プロのアイドルへと移った楓さんの話だ。デビューから順風満帆。それが故に疲れが見える楓さんに社長が温泉旅行をプレゼントする。エスコートするのは楓さんのプロデューサー。そういうお話。










【旅m@s】楓さんと行く津軽 機関車牽引列車の旅 第十二話(終)
メープルP


わたしはこの旅で多くのものを見た。

カシオペア。C's CAFE。パンダのラテアート。エビのサンドイッチ。北斗星。麺酒房らーめん粋家。(閉店済み)。特製味噌らーめん。上野駅石川啄木歌碑。あけぼのの入線。春香、千早の見送り。3人とロクヨンの記念写真。あけぼのの発車。幸運の指輪。勘違いする楓さんがかわいい。エビスビールと崎陽軒のシウマイ。おじいさんの思い出。ハチイチ。大館駅の鶏めし。立佞武多。硬券。津軽鉄道ストーブ列車。楓さんのぎゅっ。ストーブ弁当。ストーブ酒。ストーブの上のスルメ。青森の深浦で日本海に沈む夕日。785プロのメンバーから送られた指輪。朝の弘前駅。かうひいやぶるまん。アップルパイ。弘前の街と洋館。貨物列車を牽引するハチイチ。露店風呂。一休寿司のちらし寿司。タクシーでの街巡り。弘前駅での上野行きあけぼの。運転手の父を見送る少女。タクシーの窓から見る弘前エレクトリカルファンタジー。タクシーの窓から見るあけぼのの勇姿。弘前昇天教会と満月。BAR侍庵。枕を抱いて部屋に来た楓さん。楓さんの昔の話。特急つがる。大鰐温泉駅。霊湯大湯での朝風呂。白鳥。凍った道で手を引くプロデューサー。大鰐温泉で見たあけぼの。青森駅。ジュピターとの出会い。青森魚菜センター。のっけ丼。アスパム。A-FACTORY。ねぶたの家ワ・ラッセ。青森駅に入線するあけぼの。ディズニーランドに向かう少女たち。黒井社長。高木社長にスカウトされる楓さん。アスパムから見下ろす青森の夜景。dining cafe はなぁふ。楓さんの悩み。夜の青森駅。トワイライトエクスプレス。寝台特急日本海2号を牽くJR貨物のEF81。千早のアドバイス。急行はまなす。恋人を見送る少女。JR最後の急行列車。楓さんの想い。プロデューサーの想い。プロデューサーの口を押さえる楓さん。満月と海辺。ふたりのお願い。黒井社長のアドバイス。明け方に走る上野行きあけのぼの勇姿。新青森駅。E5系はやぶさ。ガツーンが無い。津軽海峡海の宝船弁当。田酒。盛岡駅でのこまちとの併結。あけぼのの後継車。楓さんを待つ765プロの面々。鋼鉄の川。

素敵な音楽としゃれた地の文。力強い列車の映像。美しい東北の景色。

わたしはこの中でも「アイドルは客車。プロデューサーは機関車」といったようなやり取りが大好きだった。アイドルが客車ならわたしは多分、乗客なのだろう。だからせめていい乗客でありたかった。

この作品は奇しくも、もうほとんど失われた寝台列車への鎮魂歌にもなっている。

もうあけぼのも、トワイライトエクスプレスも北斗星も走ることはない。それでも、かつて、長距離を故郷に向けて、あるいは豪華な旅を楽しむために、確かに走っていた列車たちだった。

個人的な話になるけれど、わたしはこの作品で楓さんを好きになった。それまではお酒を飲んで駄洒落をいう変なお姉さんという感じしかなかったのだけれど。

美しい瞳をした、ちょっと内気で、でも勇気もあって、よくわらうこのアイドルが大好きになった。この作品のおかげで好きになれて、本当によかったと思っている。

また、楓さんの旅が見たいです。

素敵な旅をありがとう。ありがとうございます。

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