タイトルにある月であろう星が本当に美しい。
感想としては以上なんだけど、わたしなりのこの作品の解釈を書いてみようと思います。いつも通りあくまでもわたしの感想なのでshakePの制作意図とはぜんぜん違うかもしれません。
アイドルマスター 「かえるは月にいるうさぎを想うのか」 やよい&いおり
shakeP
投稿者コメントがひとつのヒントになると思いました。
すべてうまくいく世界じゃないからね
この作品の時系列順に色々あったけど、最後はデュオになりました、という作品ではないと思いました。かつてペアだったやよいと伊織が傷つくこともあったけれど今ではお互いソロで笑顔でやっていますよ、と。
この作品も歌詞合わせMADだと思うので歌詞は丁寧に拾って見た方が楽しめると思います。例えば、このあたり。
「確かなものばかりを選ぶより」
竜宮での絶好調時の伊織の描写でしょう。
「不確かでも輝くあの日の影」
おそらくやよいとコンビだった頃の回想シーンだと思いました。
回想シーンと言えば、コミュからこの画像をもってこれるshakePはやっぱりセンスあるなあと思わざるを得ませんでした。
この二人が過去ペアを組んでいたと思うのは後半の衣装からです。
バイタルサンフラワーですよね。この衣装はゲーム内で初期にアイドルたちが着る衣装のアイコンとしてよく用いられます。
そして印象的に使われているピンクとオレンジの円。これがこのシークエンスの最後に離れていって作品は終わります。
じゃあ、悲しい作品なのかと言うとそうでもないと思うのです。再度頭から見ると、やよいも伊織も力強く、ソロで楽しそうに踊り歌っています。
見て分かる通りバイタルサンフラワーの色違い衣装です。かつてコンビであった二人が色々あったけれど、今はやよい&いおりではなく、やよいと伊織として元気にやっていますよ、と。そういう作品なんじゃないかって思いました。
「すべてうまくいく世界じゃないからね」は全部ダメって意味じゃないと受け取りました。一緒にやっていたことがあったからこそ、今やよいはやよいとして、伊織は伊織として今を精一杯生きている。そういう作品なんじゃないかと。
この作品の曲はflumpoolの「しおり」です。わたしにはこの作品はこの曲の
どれくらい歳を重ねても 夢がくたびれても
僕らだけが知るあの栞は きっと忘れないから
がキモなのかなと思いました。今はソロで頑張っているけど、色々あったけど、それでもあの時、一緒に活動したことは何一つ無駄になってないよ、と。かえるが月にいるうさぎを見るように輝いているよ、と。
ダンスも映像もとても綺麗な作品なのでほけーって見ていても十分楽しめる作品だとは思いますが、一度歌詞を拾いながら見てみても面白い作品だと思うので、ぜひ。
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