アイドルマスター サクラ大戦 「地上の戦士」全面改訂版
ぴっかりP
ぴっかりPのアイマス歌劇団シリーズは完成度が高すぎて何も言うことがないから誰も何も言わないと思うんだけど、ほんと書くことないんだよなあ。
毎回同じことしか書けないけど、こういうDLCがあるの?っていうくらいまで楽曲に溶け込んだダンス、リップシンクロ。
書くことはあんまないけど、好きなところでも書いておくことにする。
ぴっかりPはあんまりダンスを色々もってこなくて今作はDREAMとrelationsとedeNからシンプル(笑)に組んだステージPV。ステージも自作じゃなくてゲームのものを使用してるかわりダンスに気合が入ってる感じ。
まず冒頭がかっこいい。
こんな感じでキャラクター紹介風にスタート。で、各キャラこうやって止めて紹介するのかなーと思うとですね、
こうですよ。ちーちゃんのところは止まらずそのまま一気にダンスに。ここまでで約20秒。つかみとしてこれだけ上手い動画はあんまりないんじゃないかな。ちーちゃんのところでも止まるんじゃないかなって思うよね?初見では。だけど、だからこその快感があるなあと。そして、ちーちゃんのアップからダンスへ切り替える瞬間に2フレームだけガラスが割れるカットがあるんだけど、わかんねーよ、こんなのww
スパっとしたカットの切り替えが気持ち良いのはここも一緒。ほんとズバッと切り替えるのねえ。1:25あたり。
曲の1番のサビに合わせてターンのシーンなんだけど、ターンの途中でアップのカットに切り替えてちーちゃんソロにしてるんだけど気持ちいい。ほんと1フレームの隙もなく切り替えてるんだけど、これは上手いねえ。
間奏も本当に丁寧で。
お得意の舞台でのアイドルの移動。でもこういう凝ったことがあるから、
このロングでのダンスが説得力あって楽しいんだよね。こういうダンスを見てると本当にぴっかりPはアイマスのダンスを信頼してるんだなあって思うですよ。
2:47あたりのシンクロもたまらない。
ちーちゃんのダンスでリズムにあわせておいて、ここもズバッとカットを変えて
ロングへ。アップのちーちゃんのだけでも絵はもちそうだけどこうやって切り替えてくれるので飽きないよね。
原作リスペクトのちーちゃんのウィンク。こういう細かいところがファンサービスっていうか、たんに自分がやりたいだけっていうかw でもあるとなしじゃ全然違うよなあ。
この動画の白眉だと勝手に思っているカット。edeNキックかっこよすぎ。スクショは貼らないですけど、前後のedeNでのダンスで5人いるのはいつものぴっかりPの仕事です。これ、クインテットないダンスなんだよね。
12枚しかスクショ撮ってないけど、どこも動きのあるカットなのはほんとすごいと思う。どこ切り取ってもこうだもんね。4分超えの動画だけど飽きない。
ぴっかりPは千早Pで、だからなんだかうきうきしてこの作品を作ったような気がする。見ていても作りての楽しさ?みたいなのは伝わってくるというか。他の作品がうきうきしていないとかいうんじゃなくってね。相対的に。ああ、楽しそうに踊って歌ってるなあって。
この作品にもメイキング動画作ってくれてますよ。
「地上の戦士」全面改訂版メイキング
投稿者コメントに「0分14秒のところのジェミニ(千早)の口元にご注目ください。」ってあるけどわかんねーよww
でも、これがぴっかりP作品の本質なんだなあって。完成形を頭の中で作り上げてそれに向けて作業?する。だからここで手を抜くことは全部で手を抜くことになるんだよね。ここはそれでいいじゃんになってしまえばここもそれでいいじゃんになってしまう。
人にわからないところは、ってそうは思うけど、どう伝わるなんかわかんないもんね。だから、多分、全力で1カットでもきちんとしたい。そうやってぴっかりPの作品は進んできたんじゃないかな。そして、だからここまでのものができたんじゃないかと。
かっこいいニコマスPVだったなあ。ニコマス、楽しいね。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MADPV S(mile)ING! -Song Of You-
itachiP
作品だけを見れば歌詞合わせMADになっています。S(mile)ING!という歌に合わせて、シンデレラガールズアニメの歌詞にあったシーンをあわせる構成ですね。シーンの選択と途中に挟まる凛のダンスがすばらしいのでこれだけでも一級品でしょう。何もなければそういう作品です。ダンスの話は後でするのでおいておきます。
アニメのシンデレラガールズを見た人にはこの作品はただ、歌詞に合わせてアニメのシーンを合わせただけの作品には見えないでしょう。この多重性がすばらしい。別にアニメを見ていなくても映像として楽しく、知っていればもっと楽しいというやつですね。
この作品が投稿される前までのシンデレラガールズのアニメのお話はみんなに置いて行かれたように思った卯月がついに笑い方すら忘れてしまうというものです。23話ですね。笑うなんて誰でもできるといって泣く卯月に、あの時の笑顔で踏み出したと凛が言います。 しかし、その言葉はその時の卯月には届きませんでした。
それを踏まえてこの作品を見ると、凛が卯月に歌っていると思えませんか。あなたのうたを。S(mile)ING!を。S(mile)ING!の歌詞を見てください。これまでってくらい前向きな歌詞じゃないですか。凛はそれを歌っていた卯月を知っていたはずだし、だから笑えなくなっている卯月に、卯月相手だからこそ、卯月のS(mile)ING!を歌ったのではないでしょうか。
そう思って見ると、歌詞合わせの色々なシーンは背景に溶け込んで、卯月と過ごした日々の描写になるように思うのです。卯月といた日々、楽しかったあの日、卯月が笑っていた時。また笑ってよ、と
初見では判断に困った3:18あたりの卯月のダンスシーンは凛の心象風景なのかなと今では思うのです。あんたはこんなに素敵に笑って歌っていたじゃない。わたしの背中を押したのはあんたの笑顔だよ。戻ってきてよ。そんな風に聞こえませんか。
もうアニメ24話も出ているので卯月復活の話はアニメではああいう話になりましたけど、わたしは、こういう風に凛に歌で呼び戻されるのも美しかったなあ、と思うのです。
ここまでは作品一般のお話。itachiPなのでニコマス好きしてはダンスの話をしなければなりません。ダンスと構成の。
まず入りが天下一品。 シンボルと文字だけから凛のターンですよ。美しい。
シーンの入りは動きのあるカットでとよく言われますが、こうすらっとできる人はあまりいないですね。ここまでで16秒もかかっているのにまったく飽きさせない構成もすばらしいです。
開始18秒で作品の最後を暗示するこのカットがまたにくいですね。
ラスト近くのスローがまた美しい。センターで撮ってもいいんだぜってitachiPの意志を感じます。それくらい強いカットです。
この作品、さらにおもしろいのは凛の傑作S(mile)ING!動画が別にあるからなんですよ。ニコマス的には。いろはさんのですね。
アイドルマスターOFA 渋谷凛「S(mile)ING!」
いろはP
itachiPの作品はストリー系PVなので当然そういう縛りはあったと思います。だけど、Aメロだけは比較して見られるんですよ。おふたりともNever say Neverのダンスを使っていると思うのですけど、ここまで違うのかと。そしてどっちもいいなあっていうのがうれしいことなんですよ。同じ曲で同じダンスで同じアイドルが歌ってここまで違うんだあって。楽しいでしょ。30秒にもみたない時間でここまで個性がでるっていうのはすごいなあと。
以上で本編は終わりなんだけど、Never say Neverのこの腕くるくるをかっこよく見せてくれたのはすごいなあと感謝してます。
1:30あたりのとこですけど。もうめっちゃかっこよかったです。
ネタバレのあるブログです。
そんなわけで一応改行。